回虫(寄生虫)の感染がアトピーに効くのは本当なのでしょうか。
回虫などの寄生虫とアトピーの治療とのつながりがある!?
「回虫などの寄生虫に感染しているとアトピーやアレルギーの症状になりにくい」
という話を聞いたことがあるかもしれません。
このページでは、これが本当なのか、調べたことをまとめています。
群馬大学が寄生虫感染でアトピーの症状が良くなることを証明した??
群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学の石川治 教授らが2014年8月19日に寄生虫感染によってアトピー性皮膚炎が改善するといった内容の論文を国際雑誌「Allergy」に掲載しました。
論文の詳細については非常に難解なので、ここでは紹介するのは難しいですが、
「アトピー性皮膚炎の発症は先進国で多く、発展途上国で少ない」理由の1つ
ではないかと言われています。
では、日本ではどうなのでしょうか。
アトピーやアレルギー、花粉症などの症状を持つ人が増えたのは1960年代の半ば頃からです。
この時期は回虫を中心とした寄生虫の駆除が進み、寄生虫による症状に悩む人が少なくなってきた時期と重なります。
つまり・・・
アトピーの改善に寄生虫は全く役に立たないとは言い切れないんです。
日本に帰ってきたらアトピーが治ってしまった!!
という例も少なくありません。
もし、あなたが発展途上国への旅行に興味があれば、格安航空を探すことがアトピーの改善への第一歩になるかもしれません。
しかし、発展途上国へ旅行をすることに抵抗感がある人も多いと思います。
経済的に難しい人も多いと思います。
私もそうなのですが、この場合は日本国内でもできて、アトピーの治療につながる方法を
見つける必要があります。
そこで、
アトピー症状の改善に直接的につながるとは限りませんが、いくつかの方法を紹介します。
- 動物園に頻繁に通う。 - 動物から寄生虫や菌をもらう。
- 体をあまりきれいに洗いすぎない。 - 体を守る善玉菌(常在菌)を落とさない。
- 外で体を動かすスポーツをする。 - 地面にいる菌などと触れ合う。
- 泥んこになって遊ぶ。 - 地面にいる菌などと触れ合う。
上記の4つの方法の内、日本で寄生虫に感染する可能性があるのは、1番の動物園に通うです。
可能性は低いですが、日本にやってくるときに寄生虫が動物についている可能性は全くないと断言することはできないからです。
日本の動物園にいる動物は日本に来るときに人間に有害な寄生虫等に感染していないかを調べているはずなので、安全面は問題ないと言えます。
他の選択肢として、「外で体を動かすスポーツをする」や「泥んこになって遊ぶ」はいずれも地面の菌と触れ合うことが目的です。
その観点から言うと、砂場であぐらをかいたり、するだけでも地面の菌と触れ合うことができています。