日焼けはアトピー改善につながる?逆効果?どちらが本当?

日焼けはアトピーとどのような関係にあるのだろうか。

日焼けをしたらアトピーが治ったという人の話を聞くこともあれば、
日焼けをしたら逆にアトピーが悪化したという人の話を聞くこともあります。
では、実際のところ日焼けはアトピーに良いのでしょうか。悪いのでしょうか。
このページでは、アトピーと日焼けの関係について具体的な体験談を交えて紹介します。

 

日焼けでアトピーを悪化させないためにはどうすればいいのか

突然ですが、適度な日光浴は体に良いと言います。
日光を浴びすぎるとシワやシミ、肌の老化などの悪影響を受けますが、
 
適度な日光浴をすると丈夫な歯や骨を作ることに効果があり、
疲労回復やうつ病の予防にもつながることがあります。

 
 
実は・・・アトピーの治療にもこれと同じことが言えるのです。
 
日光を浴びすぎると肌がボロボロになったり、
真っ赤に腫れ上がってしまうことがありますが、
適度な日光浴の場合はアトピーの改善に効果を発揮してくれるのです。
これを日光浴治療や紫外線療法と言います。
 
日焼けがアトピーの改善につながった例を紹介すると・・・

  • 野球部の部活の練習で日焼けしていたけど、
    日焼けした部分はアトピーの症状が出なかった。
  • 趣味として散歩を始めた頃からアトピーの症状が軽くなった。
  • ベランダで日光浴をしたら浮き上がって見えていた血管が少なくなった。

 
これらは日焼け(日光浴)が良い方向に影響が出た一例です。
 
日焼けは紫外線が肌にあたることで起こります。
そのため、日焼け止めをたくさん塗って日光浴や日焼けをしに行っても
アトピーの改善につながる可能性は低いです。

 
 
そこで・・・
 
日焼けでアトピーを悪化させること無く、
効果的にアトピーの改善につなげるために、次のことを意識することが重要です。

  1. 日焼けをする時間を意識する。
  2. 過度な日焼け止めをしないで行う。
  3. 普段、ステロイド外用薬を塗っている人は日差しに当たり過ぎないようにする。

 
アトピーの人は肌が敏感な人が多いです。
そのため、日焼けをして体がヒリヒリすると体が黒くなるのを通り過ぎて
やけどのように赤く腫れ上がってしまうことがあります。
なので、最初は短い時間から始めて徐々に時間を延ばしていき、あなたに合う時間を見つけることが重要です。
 
強い日焼け止めを塗ったり、日焼け止めを過度に塗ると、せっかくの日差しによる効果も得ることができなくなってしまいます。
また、日焼け止めが原因でかぶれてしまうこともあるので、使い過ぎには注意しましょう。
 
ステロイド外用薬を使っていると、副作用として肌が薄くなってしまうことがあります。
このようなケースだと日焼けがアトピーを悪化させてしまう可能性が高い傾向にあるので、
日焼け止めを上手に使うことが大切です。