保湿剤(保湿性外用薬)のアトピーとスキンケアの効果とデメリット

アトピーで保湿を重要だと考えるのはなぜか

アトピーの治療には、肌の保湿が重要だと言われます。
皮膚科でアトピーだと診断されたら、ステロイド外用薬と一緒に
保湿剤(保湿性外用薬)を処方されることも多いです。
アトピーの治療をしている時のスキンケアはどのようにしたらいいのでしょうか。
保湿剤の使い方や脱保湿をするべきなのかなど、
アトピーを改善するために調べたことをまとめました。

 

アトピーのスキンケアと肌の保湿のポイント

保湿剤(保湿性外用薬)は肌の潤いを保つ目的や肌の乾燥を防ぐ目的で使用されます。
アトピーの治療においても基本はステロイド外用薬と保湿剤の両方を同時に使って
治療する方法を医者から勧められることが多いです。
 
しかし・・・
 
必ずしも保湿剤を使って保湿をするというアトピーの治療法が最善な方法とは限りません。

 
 

私のケースでは、保湿剤を塗ってすぐは状態がいいけれど、
2~3時間程度すると徐々に肌がカサカサしてきて、
ほぼ毎回、肌がひび割れを起こしてしまいました。
 
その一方で、保湿剤を塗り忘れたり、保湿していない所があると
動くだけで肌にひびが入ったり、血が出てくることがあった人や
体中が痛くなって動きたくなくなったという人もいます。

 
保湿をしなかったり、保湿剤を使わずにアトピーの治療をすることを脱保湿というのですが、
脱保湿でアトピーの治療をするべきかはあなたの体質や症状に応じて変わります。

 
 
なぜなら・・・
脱保湿をした後の経過が良い人もいれば、良くない人もいる。
保湿剤を使用したら逆にアトピーの症状が悪化したという人もいる。
からです。

 
 
一般的に皮膚が乾燥(ドライスキン)して肌のバリア機能が低下すると
肌に触れた時の刺激に敏感になって、炎症を起こしやすくなります。
保湿剤(保湿性外用薬)は肌が乾燥した状態のドライスキンを改善する役割があるので、
アトピーの治療を行っている時のスキンケアには保湿が大切だと言われているのです。

 
 
しかし、保湿剤を使用するタイミングや脱保湿をするタイミングを間違えてしまうと、
保湿剤が原因で肌がひび割れを起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
 
例えば・・・

  • アトピーの治療をしているときに肌から浸出液が出てきている時。
    →浸出液が原因で保湿剤が流れてしまうことがあるので保湿が難しい。
  • 肌の表面の皮膚がむけて、赤くなっている時。
    →保湿剤が刺激になって炎症を起こしてしまうことがある。
  • 保湿剤が肌に合わず、保湿剤を塗った後に炎症を起こす。

 
アトピーの治療に保湿剤をどのように使うかはしっかりと医者と相談することが大事です。