アトピー肌に石けんを使わない方がいいのは本当なのだろうか?

石けんを使うのを止めるとアトピーの改善につながるのだろうか

「石けんで体を洗わない入浴法」は効果があるのでしょうか。
賛成・反対の意見が大きく分かれそうな方法ですね。
なぜアトピーの改善に石けんを使うのを止めることがよいといわれているのでしょうか。
その理由とこの方法を実践した人はどのような感想を持っているのでしょうか。
この疑問を石けんを使うメリットとデメリットの観点から調べたことをまとめました。

 

アトピーの人が石けんを使うメリットとデメリット

アトピーの症状に悩んでいる人の肌は刺激に対して敏感に反応してしまう、
デリケートな肌である傾向が強いです。
 
石けんやシャンプーを使って体をきれいにするという行動も
アトピー肌にとって大きな刺激になることがあります。
石けんを使わない方が肌が受ける刺激が小さく、石けんを使わない方が良いという説です。
 
石けんはアルカリ性の成分で肌の表面を溶かして、
その溶かした皮膚と一緒に汚れを落とすという方法で肌をきれいにします。
このことを考えると、石けんを使うと肌に刺激が大きくなることはイメージできますね。

 
 
そこで気になる疑問として・・・
 
石けんを使わないで、体の汚れを十分に落とせるのだろうか?
 
という疑問が湧いてくる人が多いのではないでしょうか。

 
 
この疑問の答えは「Yes」です。
石けんを使わなくても水(シャワーや湯船に浸かる)だけで
体の汚れの80%程度を落とすことができるのです。
 
人の肌には常在菌(善玉菌)という菌がいて、
常在菌が肌の状態を良い状態に保ってくれています。
肌をきれいに洗いすぎてしまうと肌の常在菌のバランスが崩れてしまうため、
逆に肌荒れなどを起こしやすくなってしまう可能性があります。
 
なので、肌の汚れはだいたい80%くらい落せていれば十分なんです。
(シャワーや湯船に浸かるなど、水で肌の汚れを洗い落すだけでOKということ。)

 
 
ここまでの内容をまとめると・・・

  • 石けんを使うと肌の汚れを落としやすくなる。 - メリット
  • 石けんは汚れを落とす時、肌を溶かすので刺激が大きい。 - デメリット
  • 体の汚れは80%くらい落とすだけでOK。
  • 水で汚れを洗えば、汚れの80%くらいは落とせる。

 
しかし、石けんで体を洗いたいと思うことはありますよね。
その時は、できるだけ肌への刺激が小さい石けんを選びましょう。
 
刺激の少ない石けんの特徴は、界面活性剤を含んでいないということです。
 
一般的には界面活性剤という物質を含まない石けんの方が
肌への刺激が小さいと言われています。
なので、アトピーに悩んでいて、石けんやボディーソープなどを変えようと考えている人は
選ぶときの基準の1つにするといいかもしれません。

 
 
【参照】アトピーなどのかきむしり肌の人のために開発されたボディーソープを使ってみた!