アトピーとあせもの違いの見分け方と対策方法

アトピーとあせもはどのような違いがあるのだろうか。

アトピーによく似た皮膚トラブルに「あせも」があります。
あせもはアトピーと症状がとても似ていて、同時に発症することもあるので、対策の仕方を知ることは非常に大切です。
あせもは、「とびひ」で悪化することもあるので、こうなってしまうと
よりアトピーも治りにくくなってしまいます。

 

アトピー患者はあせもをどのように対策したらいいのか

あせもはアトピーとは違い、次のような特徴があります。

  1. 円の形をした赤い斑点ができる。
  2. 症状が長引くことは少ない。
    (長くても1週間~2週間くらいで治ることがほとんど。)
  3. 掻くとその箇所にも同じような症状ができる。(とびひ)

 
そのため、アトピーとあせもは次のポイントをチェックすることで見分けることができます。

  • 赤いブツブツが丸い円のような形をしている。 ⇔ あせも
  • 症状が出る前に大量の汗をかいた。 ⇔ あせも
  • 肌が乾燥していたり、粉を吹いている。 ⇔ アトピー
  • 2週間から1カ月経っても治らない。 ⇔ アトピー

 
アトピーとあせもを同時に発症してしまった場合は
あせもを先に直すことを意識しましょう。
 
あせもはアトピーに比べて短期間で治しやすいので、
あせもを完治させてからアトピーの治療に専念すると効果的です。

 
 
あせもを治すために大切なことはこまめに汗を拭きとることです。
汗をかいたままで放置すると皮膚の表面に垢(アカ)などの汚れが溜まりやすくなります。
この状態は汚れのあるところに細菌が繁殖して炎症を起こしたり、とびひになりやすいので、
できるだけ早く汗を拭きとって肌を清潔に保ちましょう。

 
 
アトピーの治療よりもあせもの治療を優先させる方が良い理由が
もう1つあります。
 
それは・・・
 

アトピーの治療のために使用している薬や保湿クリーム、化粧水などが
毛穴や汗腺(汗が出るところ。)をふさいでしまい、
あせもが治りにくくなることがあるからです。

 
なので、アトピーに悩んでいる人の場合は
あせもが治るまでの間はアトピーの治療を休むことが
結果としてあせももアトピーも早く治せる可能性が高いと言えるんです。

 
 
あせもを治すために大切なことの
「肌を清潔にすること」や「かゆいところを掻かない」、などは
アトピーの治療においても非常に重要なポイントです。
 
だから、あせもの治療はアトピーの治療と同じ。
 
という見方もできます。
 
あせもは肌を清潔にしていれば、1週間程度で治ります。
あせもとアトピーを同時に発症しても不安がらなくて大丈夫なんですよ。