ステロイド・インターバル療法は脱ステを成功しやすいのか?

脱ステを成功させやすいステロイドの使い方がある!?

ドイツなどのアトピーが完治している割合が高い国では、
ステロイド外用薬をほとんど使わずに治療をします。
しかし、ステロイド・インターバル療法という方法で
ステロイド外用薬を使用した治療を行うこともあるそうです。
ステロイド・インターバル療法は脱ステロイド(脱ステ)を前提に行う治療なので、
脱ステを成功させてアトピーを完治させたい人に、近年話題になっています。

 

脱ステを成功させるためのステロイド外用薬の使い方とは?

脱ステロイドを成功させることは、アトピーを完治させるために非常に重要なことですが、
脱ステロイドをしたことで逆にアトピーに症状が悪化したり、
今まで以上にステロイド外用薬をたくさん塗るようになってしまう人もいます。
 
日本には、脱ステが成功しない人が多い理由は、ドイツと違い、
医者の指導を受けながら脱ステができないことが大きな原因の可能性があります。
 
 
ステロイド外用薬はアトピーの症状が軽い時期やステロイド外用薬を塗り始めた時期は
高い効果を実感できることがあるのですが、使い続けると効果を感じにくくなったり、
副作用がある
ので、注意が必要です。
 
 
ドイツなどの欧米の病院・医者が指導する脱ステで行われている、
ステロイド・インターバル療法はステロイドの効果を利用しながら、
副作用の影響を極力少なくする治療方法です。


できるだけ早くステロイド外用薬を使わないで治療をできる状態にすることが目的です。
 
 
一般的なステロイド・インターバル療法はこのような治療になります。

  1. 最初の数日間(3日~4日程度)はステロイド外用薬を塗る。
  2. その翌日(5日目)は、ステロイド外用薬を塗らない。
  3. 6日目からは1日おきにステロイド外用薬を塗る。(1週間~2週間程度)
  4. その後、ステロイド外用薬を2日おきに塗る、3日おきに塗る・・・と
    ステロイド外用薬を塗らない日を徐々に増やしていく。
  5. ステロイド外用薬を塗らない日は、
    ウェットラップ・ドレッシング法などの保湿をして対応する。

 
ステロイド・インターバル療法は、ステロイド外用薬を塗る間隔を
徐々に大きくしていくということがポイントです。
そのため、脱ステを目指している人にとって、脱ステを成功させる1つの道しるべになります。
 
 
外国のように脱ステについて医師のアドバイスを受けることが難しい日本でも、
ステロイド・インターバル療法という脱ステの方法はとても有効です。
 
 
【参照】
ウェットラップ・ドレッシング法の保湿をするときにおすすめと話題の保湿剤を試しました!