アトピーの温泉の効果・治療の切り札になる!?

温泉はアトピーの治療に効果があるのだろうか?

家の浴槽で入浴すると入浴後に肌が激しく乾燥したり、
肌がカサカサしてしまうことがありますが、
温泉へ行って入浴すると肌の乾燥があまりひどくないと感じることがありませんか?
私はアトピーの症状がひどかった頃、このことをよく実感していました。
どうして、温泉だと入浴後の肌の乾燥(=過乾燥)を起こしにくいのでしょうか。
温泉はアトピーの治療の切り札になりえるのか、
そのことを調べてこのページでまとめています。

 

温泉のアトピーへの効果を実感しやすくするためのポイント

温泉はアトピーだけでなく、擦り傷やリウマチ・関節痛などの様々な体の不調に効果が
期待できると効能として説明が記載されていることがあります。
 
家の浴槽のお風呂は蛇口をひねって出す水がほとんどです。
そのため、家の浴槽は水と消毒に使用している塩素などの成分が中心ですが、
温泉は地下でろ過されたきれいな水で、自然の力で暖められた温泉水です。

そのため、温泉水とお風呂の水では、水の中に含まれている成分が異なっていて、
その成分の違いが入浴後の体の乾燥(=過乾燥)が起きるかどうかに影響している
原因の1つではないかなと思っています。
 
 
家のお風呂の水と温泉水の違いの一部を挙げると・・・

  • 家のお風呂は人工的に消毒しているが、温泉は自然の力でろ過している。
  • 温泉は自然の力でろ過したときに染み込んだミネラルなどの成分があるが、
    家のお風呂にはほとんどない。
  • 温泉に行くと、ドライブなどのほかの要素もあり、楽しむことができる。

 
また、温泉の場合、家のお風呂で入浴するよりも入浴時間が長くなる傾向がありませんか?
入浴時間が長くなるということはアトピーの治療においても有効な方法なのです。

入浴時間が長くなると、体から出る汗の量が増えやすくなります。
汗や皮脂が出ることで肌のバリア機能を助けることができるので、スキンケアにもつながるのです。
 
 
さらに、入浴時間が長くなることで得られるもう1つのメリットは、
ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことにつながるということです。
ヒートショックプロテインは42℃程度の湯舟に浸かるなどの方法で
体を暖めることでできるたんぱく質です。
体の免疫機能を高めるなどの効果が期待できます。

ヒートショックプロテインは熱めのお風呂に浸かれば、家のお風呂でも
体の中で作られますが、家のお風呂やシャワーの水は塩素で消毒されているため、
その塩素が原因でアトピーの症状に悪影響を与えてしまう可能性がゼロではありません。
 
 
【参照】家のお風呂のシャワーの水から塩素を取り除くシャワーヘッドを試してみました!